猫の「香箱座り」ってどういう意味?リラックスのサインを三毛が解説
香箱座りとは
猫が前足を内側に折りたたみ、お香を入れる箱(香箱)のような形になって座る姿勢を「香箱座り」と呼びます。手も足もしまい込んだ、あのまんまるシルエットですね。
見た目がかわいいだけの座り方に思えますが、実はこの姿勢には猫の気持ちがはっきり表れています。
なぜ香箱座りをするの?
結論から言うと、香箱座りは「すぐには動けない=動く必要がない」というリラックスの証拠です。
前足を体の下にしまってしまうと、いざというときに素早く立ち上がったり、逃げたりすることができません。つまり猫がこの姿勢をとるのは、
- 周囲に危険がないと判断している
- その場所と相手を信頼している
- 体が冷えていないので足を温める必要もない
といった、心身ともに落ち着いた状態のときなのです。逆に言えば、警戒しているときや緊張しているときの猫は、決して香箱座りはしません。前足を立てて、いつでも動ける「スフィンクス座り」になります。
香箱座りと「半香箱」の違い
よく見ると、前足を完全にしまい込む「フル香箱」と、片方の前足だけ少し出ている「半香箱」があります。半香箱は「リラックスしているけれど、ちょっとだけ警戒も残している」中間状態。完全にしまい込んでいるほど、猫の安心度は高いと考えてよいでしょう。
香箱座りを見せてくれたら
猫が目の前で香箱座りをしてくれたら、それは「あなたの前では気を抜いていい」と思ってくれている証拠。むやみに触ったり抱き上げたりすると、その信頼を裏切ることになります。そっと見守ってあげるのが、猫との距離を縮める一番の近道です。
猫がくつろいでいるサインは座り方だけではありません。喉を鳴らすゴロゴロの意味もあわせて知っておくと、猫の気持ちがもっと読めるようになりますよ。
三毛より
あら、香箱の組み方が気になるの?……まあ、教えてあげなくもないわ。あたしがこの座り方をするのは、あなたのことをそれなりに信頼してるってことよ。勘違いしないでね、誰の前でもやるわけじゃないんだから。膝に乗ってあげてもいいけど……お腹はまだ早いわ。